「最新 小さな会社の総務・経理の仕事がわかる本」とうとう20刷になりました!
ありがとうございます。
総務経理担当者に嫌われると、なぜか不遇になることがあるのが会社です。
そんなことを感じたとき、総務経理担当者はもちろん、すべてのビジネスマンが総務経理の仕事を理解できたらおもしらいなと思って編みました。
著者:原 尚美・吉田秀子
初版:2008年3月15日
総務経理系のラインを立ち上げようと、税理士さんを探していた際、知人に紹介されたのが税理士の原尚美さんでした。
原さんと企画の話をしてる間、原さんは「私にできるかしら〜」「編集の仕事してたから、文章買書くの好きなの〜」「一人じゃとてもできないわ〜」ととても楽しそうに話されていました。
総務の部分は仲良しの社労士さんに手伝ってもらいたいということになり、紹介されたのが特定社会保険労務士の吉田秀子さんでした。
吉田さんは打ち合わせの最中も、1つ一つ石橋を渡るように確認されていました。
そして、3人寄れば文殊の知恵、いい本ができました。
この頃の3人の写真は残念ながらないので、こちら↓をご覧ください。
「[20刷]総務・経理の仕事がわかる本」
総務部にかぎったことではないですが、社会人になったばかりや新しい部署に配属されたとき、困るのが率先して出た電話がクレームの内容だったときです。
「トラブル処理」にもマナーがあるんです。
会社に入ったら、まず確認しておきたいのが就業規則です。
その就業規則の基礎知識、しっかり身につけておきましょう。
社会保険や労働保険のしくみと手続きはスケジュール感がとても大切です。
一覧表にまとまっているので、とても見やすくなっています。
経理の仕事でなかなか覚えられないのが「仕訳」に使う「勘定科目」です。
よく使う勘定科目をまとめてみました。
会社ですから必ず「支払い」が発生します。
支払業務もしっかり覚えましょう。
経理の大きな仕事は「法人税の申告」です。
入社3年目には少しずつ一人でできるようになりましょう。
本書では概略がわかるようになっています。
経営に最も大切なの「事業計画と資金繰り表」です。
ここまでできるようになったら一人前の経理マンです。
早くここまでこれるようにがんばりましょう。
総務・経理の仕事…すべてをできるようになるには、とても時間がかかります。
大きな会社に入社しても、小さな会社に入社しても、たくさんのことを覚えなくてはなりません。
なかには年に1回しかないこともあったり、この会社でははじめてのことなんていうこともたくさんあります。
たとえ上司や先輩がいなくても、業務を円滑に進めることができるためには、
やはり自分で仕事を覚えていかなくてはなりません。
もしかしたら、総務・経理の仕事をひとりで担当するなんていう人もいます。
そんなとき一番困るのが、必要書類がわからない、書類の書き方がわからないといったことです。
本書は、必要な書類とその書類の書き方の注意点のサンプルをできるかぎり掲載しています。
何かの手続きのときに、必要な書類は? そして書き方までもがひと目でわかります。
総務・経理のしごとに携わるすべての人に読んで、参考にしていただきたい本です。
第1章 総務の基本と日常業務
1 ビジネス書とマナー
01 ビジネス文書の種類と書き方
02 社外文書の書き方
03 社内文書の書き方
04 内容証明の書き方
05 FAX送付状の書き方
06 電子メールの書き方
07 電話のマナー
08 接客のマナー
09 トラブル処理のマナー
10 社内での冠婚葬祭
11 ビジネスでの社外冠婚葬祭
12 年間の主なお付きあい
2 管理にかかわる業務
01 郵送物(郵便・宅急便)の管理
02 回覧・掲示
03 顧客リストの管理
04 文具などの消耗品の管理
05 OA機器の管理
06 文書保存
07 データのバックアップの管理
08 マイナンバー制で総務経理事務はどう変わる
09 ゴミ・廃棄物の管理
10 防災・防火管理
第2章 雇用にかかわる仕事
1 人事にかかわる業務
01 募集の方法
02 面接・採用内定・お断り
03 入社時の手続き項目
04 社会保険・雇用保険の加入基準
05 パートタイマーを雇い入れたとき
06 外国人を雇用する場合
07 退社時の手続き項目
08 定年に関する事項
09 福利厚生の基礎知識
2 労務にかかわる業務
01 就業規則の基礎知識
02 賃金規程の基礎知識
03 退職金規定の基礎知識
04 労働時間の基礎知識
05 休日・振替休日・代休の基礎知識
06 時間外労働・休日労働に関する協定届
07 割増賃金の基礎知識
08 年次有給休暇の基礎知識
09 従業員が遅刻・早退・欠勤した場合の基礎知識
10 懲戒解雇の基礎知識
11 社会保険の手続き項目
12 算定基礎届と月額変更届
13 賞与支払届
14 従業員の出産・育児の基礎知識
15 労働保険の手続き項目
16 労働保険の年度更新
17 業務災害
18 通勤災害
19 交通事故など第三者が関与している事故
20 健康診断などの安全衛生
21 行政機関の調査
《経理編》
第1章 経理の基本と日常業務
1 経理の基礎知識
01 経理の仕事の基本
02 複式簿記の考え方
03 主な勘定科目の考え方
04 仕訳の考え方と手順
05 帳簿の種類と作成のしかた
06 伝票の起票と仕訳
07 証憑類の整理と帳票の保存期間
08 消費税の会計処理
09 交際費の基本と会計処理
2 日常業務
01 現金出納帳の作成と現預金の管理
02 当座預金と小切手
03 手形(約束手形と為替手形)
04 売上請求書の発行と入金管理
05 支払請求書の決済と支払業務
06 月次決算書の作成(合計残高試算表)
07 固定資産台帳の管理
第2章 給与計算と源泉徴収事務
1 月次で行う業務
01 給与計算と源泉所得税の徴収と納付
02 住民税の特別徴収と納付
03 給与の社会保険料の徴収と納付
04 給与の雇用保険の徴収と納付
05 賞与の社会保険・雇用保険料の徴収と納付・届出
06 賞与の源泉徴収と納付
07 退職金の基礎知識
08 退職金の源泉徴収と住民税
09 給与以外の報酬の源泉徴収と納付
2 年次で行う業務
01 年末調整の基礎知識
02 扶養控除申告書と保険料控除申告書
03 源泉徴収票(給与支払報告書)の作成と提出
04 配当金の源泉徴収と納付
05 支払調書と法定調書の作成
第3章 決算および申告業務
1 決算業務
01 決算業務の大まかな流れ
02 現預金・売掛金の残高照合
03 売上の計上
04 期末棚卸しと評価の方法
05 発生主義と期間損益計算
06 減価償却費の計上のしかた
07 繰延資産の計上と償却
08 引当金の計上のしかた
09 計算書類 ① 貸借対照表の基礎知識
10 計算書類 ② 損益計算書の基礎知識
11 株主資本等変動計算書と個別注記表
2 申告業務
01 法人税申告書の作成
02 同族会社の基礎知識
03 内訳明細書の作成
04 法人事業概況説明書の作成
05 地方税申告書の作成
06 消費税申告書の作成
07 修正申告と更正の請求
08 税務調査と附帯税
第4章 資金繰りと資金調達
1 資金調達
01 直接金融と間接金融
02 金融機関から見た貸出先の格付け
03 銀行借入の流れと必要書類
04 事業計画書と資金繰り表の作成
05 増資の手続き
2 経営分析
01 損益計算書から見た財務分析
02 貸借対照表から見た財務分析
第5章 各種税金の基礎知識
01 各種税金の基礎知識
02 法人住民税の基礎知識と計算
03 法人事業税の基礎知識と計算
04 事業所税の基礎知識と計算
05 消費税の基礎知識と計算
06 固定資産税と償却資産税の基礎知識と計算
07 印紙税の基礎知識と計算
第6章 会社の法務
1 法律の基礎知識
01 契約書の基礎知識
02 印鑑の基礎知識と署名のしかた
03 登記事項証明書(商業登記)の基礎知識と見方
04 登記事項証明書(不動産登記)の基礎知識と見方
05 役員変更登記の手続き
06 本店移転その他登記の手続き
07 取引先の倒産と貸倒れ
2 会社法の基礎知識
01 会社法の基礎知識
02 株主総会と株主の権利
03 会社の機関設計
04 取締役の地位と責任
05 監査役の地位と責任