私が子どものころ、父から教わった言葉が「花鳥風月」。
それは「森の中で暮らし、花や鳥、虫、生きとし生けるものを大切にすること、自然を愛すること。そして山を愛すこと」でした。
幼少期から大人になっても、この八ヶ岳の美しい山麓にある「八美里ファーム」を中心に駆け巡ることで、自然との戯れ方をごくごく自然に身につけてきました。
この感覚を今の子どもたちにぜひ伝えたいと思っています。
YouTubeチャンネル「八ヶ岳・八美里ファーム・八ヶ岳自然教室・バードウォッチング」
「自然っていいな」「この木に触れてると安心」「この花、きれいだね」「この虫って面白いね」「この鳥、かわいいね」「山登り気持ちいい!」こんなことを子どもたちに体験してもらえればと、そして養護施設の子どもたちの幼少期からの成長を見守りたいとはじめたのが、理事を務める戸沢財団による「八ヶ岳 自然教室 」です。
子どものころ、アントニオ猪木さんが大好きでした。
ある日、藤波辰爾さんが確立したジュニアヘビー級という階級に、初代タイガーマスクが鮮烈なデビューをされました。
その姿に憧れ、なぜか、いつの日か初代タイガーマスクになりたいと思ったことを今でも覚えています。
もちろん、それは夢のまた夢、はかなき遠い記憶とともにいつしか忘却の彼方となりました。
そして、2012年戸沢暢美財団の理事に就任し、初代タイガーマスクになれなかった夢を、漫画の本物のタイガーマスクになりたいと、養護施設を回るようになりました。
そして、養護施設の子どもたちの成長を見守れる館(やかた)として、八ヶ岳自然教室が存在できればと、切に願ってやみません。
この2年間、コロナのために開催できていなかった八ヶ岳自然教室を開催しました。
通年の開催は3年ぶりとなり、大きく成長した子どもたちとの再会に歓喜の声と笑顔が溢れました。
コロナが猛威を奮った2020の八ヶ岳自然教室は残念ながら開催することができませんでした。
2021八ヶ岳自然教室のテーマは「もういちどみんなで笑おう!」。
コロナが一旦落ち着いた10月に日帰りでの開催ができました。
2020八ヶ岳自然教室のテーマは「みんなで八美里ファームと八ヶ岳楽しもう!」。
道路を新設した八美里ファームの土木作業や道路工事や、上手になってきた薪割りをもっとがんばってみよう! なかなか完成しない一つの作業を通じて「達成感」を、そして「愛する場所」「帰りたくなる場所」を持つことの素晴らしさを、体験してもらえればと思います。
2019八ヶ岳自然教室のテーマは「みんなで八美里ファームをつくろう!」。
道路を新設した八美里ファームの土木作業や道路工事や看板、旗づくりに挑戦です!
少しずつ上達する自分たちの技や作業効率を通じて自分をほめてあげられることの素晴らしさを、自己肯定感を高く持つということを体験してもらえればと思います。
2018八ヶ岳自然教室のテーマは「山頂でカフェを」。
各種サンドイッチ、ラッピングサンドイッチに挑戦です!
山登りを通じて「達成感」を、そして「こんなに楽しいことってあるんだ!」を、体験してもらえればと思います。
2017八ヶ岳自然教室のテーマは「養護施設の子どもたち+病気の患児(患者児童)を持つ家族を招待する初の試みにチャレンジ」。
とにもかくにも八ヶ岳自然教室のスタートです。
何とか開講までにもろもろの準備も間にあいました。
心魂プロジェクトさん、星つむぎの村さんとのプロジェクトもスタートです。
YouTubeチャンネル「大切な人と行きたいレストラン」